がん検診の利益・不利益等の適切な情報提供の方法の確立に資する研究班
がん検診の利益・不利益等の適切な情報提供の方法の確立に資する研究班

疾患のスクリーニング(検診)の基本と実践

スクリーニングの目的は、一見健康に見える集団の中から対象疾患のリスクの高い人を特定し、早期に介入を行うことで集団内の対象疾患の発生や死亡を低減させることです。同じ検査であっても、健康でない対象(症状のある患者)に行う検査と、スクリーニングでの検査が異なることを伝える必要性があるということで、今から40年前に世界保健機構(WHO)がロンドンの保健省の主席医務官であったWilson氏とスウェーデンのサールグレン病院の臨床化学部長であったJunger氏にスクリーニングに関する報告を依頼し、この報告書が作成されました。この報告書はその後公衆衛生の古典となり、現在でも世界各国の対策型のがん検診事業で参考とされています。

医療技術の発展により、検査に用いることができる技術が増える現在において、最新の検査をスクリーニングに導入することを考える際の原則について、検診受診者の利益と不利益のバランスや、対策型検診導入の原則など、本書に記載されている内容を再度見直す必要があると考え、本書を翻訳しました。

今年度内に公開予定