No.1「I-1. スクリーニングとは何か/I-2. スクリーニングの目的」 /6 eラーニング No.1(動画:8分37秒) こちらの動画では、スクリーニングに対するよくある誤解と4つの目的について解説しています。 動画視聴後、以下の「開始する」から動画に関する理解度を確認する設問にお答えください。 各設問が正しいか、誤っているかを選択いただく形式です。 1 / 6 Q1.スクリーニング検査は、検査の対象部位に存在するさまざまな疾患を発見する手段である。 ○ × 正解は✕ スクリーニング検査は、さまざまな疾患を発見する手段ではなく、発見する疾患は限定される。発見の目的とする疾患以外の疾患を発見することには、科学的根拠がなく、しかも過剰診断や特異度の低下などの不利益の増大につながる。 2 / 6 Q2.スクリーニング検査により、疾患に罹患しているかどうかが判明する。 ○ × 正解は✕ スクリーニング検査は、疾患に罹患しているかどうかを診断するわけではなく、疾患の可能性があるかどうかを示すだけである。そのため、疾患疑いの判定が出た場合は必ず診断のための検査を行う必要がある。 3 / 6 Q3.対象疾患に関連する症状を有する者は、スクリーニングの対象者ではない。 ○ × 正解は◯ スクリーニング検査は、症状のない健康な人に対して疾患のリスクの有無を判定するためのもので、精密検査ではない。有症状の人(≒患者)はリスクが高いので、すぐに診断のために医療機関で精密検査を受診しなければならない。 4 / 6 Q4.前駆病変の発見による対象疾患の罹患率低下をスクリーニングの目的とすることがある。 ○ × 正解は◯ 対象疾患の前駆病変を特定し、治療することで、対象疾患の罹患率を減らす、つまり疾患が発生しないようにすることをスクリーニングの目的とすることがある。 5 / 6 Q5.治療効果が確立されていない疾患において、有病者を特定し、治療を促すことをスクリーニングの目的とすることがある。 ○ × 正解は✕ 治療効果が確立されていない疾患は、早期に発見してもスクリーニングの目的である疾患の死亡率低下、罹患率低下、重症度の低下などの目的を達成できない。 6 / 6 Q6.公衆衛生の疾患対策として、スクリーニングの目的や実施体制を公的に指針等で文書化して対象者を含むすべての関係者に明示する必要がある。 ○ × 正解は◯ 公衆衛生の疾患対策として、科学的根拠に基づいて検診プログラムを均一に実施するために、スクリーニングの目的や実施体制を公的に指針等で文書化して対象者を含むすべての関係者に明示する必要がある。 再テストする 一覧に戻る